筋トレ

筋トレ後の食事は何時間以内にとるべき?正しいタイミングとは

1.筋トレ後の食事はなぜ大事か

  筋トレ後の食事は、筋肉を修復・回復し成長を促進させるので、効率よく短期間でトレーニングの効果を出すために非常に重要です。
 
筋肉は、トレーニングによってダメージを受けますが、食事から適切に栄養補給が行われることにより、ダメージを受けた部分が修復され、トレーニング前より強い状態に成長していきます。
 
筋トレ後に摂取する食事は、トレーニング後の筋肉合成を促進するためのエネルギー源や材料として使われます。
 
筋トレ後の食事は、タンパク質を中心に摂ることが重要です。タンパク質は、筋肉を構成するための栄養素であり、トレーニング後の筋肉合成に不可欠です。
 
また、筋トレ後には、炭水化物も摂取することが望ましいです。炭水化物は、筋肉のグリコーゲン(エネルギー貯蔵物質)を補充し、筋肉の修復・回復を促進します。
 
筋トレ後は、筋肉合成が活発に行われるため、筋肉に必要な栄養素を摂取することで筋肉合成を促進することができます。
 
筋トレ後の食事は、筋肉の修復・回復を促進するために非常に重要な役割を果たします。
 
筋トレの効果を最大化させ、効率よくトレーニング効果を得るためには、体のメカニズムに則った食事内容と食事タイミングを知ることが重要です。
 

2.筋トレ後の食事を選ぶ時のポイント

 筋トレ後の食事は、筋肉の修復と成長を促進するために、適切な栄養素をバランスよく摂取することが重要です。

以下に、筋トレ後の食事の内容におけるポイントをいくつか紹介します。

・タンパク質の摂取

筋肉は、タンパク質から作られるため、筋トレ後の食事には、タンパク質をしっかりと摂取することが必要です。1食あたり体重×0.5gのタンパク質を摂取すると良いでしょう。
 

・炭水化物の摂取

筋トレ後は、糖質をエネルギーとして消費するため、炭水化物の摂取が重要です。炭水化物は、筋肉のグリコーゲンを再合成するのに必要な栄養素であり、筋力の回復にも寄与します。最低でも1食あたり体重×3gの炭水化物を摂取すると良いでしょう。
 

・水分の摂取

筋トレ後は、多量の汗をかくことがあるため、水分補給を怠らないようにしましょう。適切な水分補給により、筋肉の修復や疲労回復にも役立ちます。運動後に特別多く飲む必要がありませんが、1日あたり体重(kg)×30-40mlが目安です。
 

・ビタミンやミネラルの摂取

筋トレ後は、筋肉の修復に必要なビタミンやミネラルの摂取も忘れずに行いましょう。特に、ビタミンCやE、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどが重要です。初心者は、ドラックストアなどで売られているマルチビタミン・ミネラルのサプリメントを毎日飲んでおくと良いでしょう。
 
以上のようなポイントを踏まえ、バランスの良い食事を心掛けましょう。また、個人の体格や目的に合わせて、食事内容を調整することも大切です。
 

3.筋トレの何分後に食事を取るのがベスト?

結論、筋トレ後30分~2時間以内に食事を摂ることが推奨されます。筋トレ後の食事摂取タイミングは非常に重要です。

栄養管理をせずに筋力トレーニングをすると、筋肉が疲労し、筋肉タンパク質が分解されることで筋肉量が減少します。

トレーニング後にタンパク質や炭水化物を摂取して栄養管理を行うことで筋肉は発達し、筋肉量や筋力の増加につながります。その中でも、筋トレ後30分~2時間以内に食事を摂ることが推奨されます。

この時間帯は、筋肉の修復・成長に必要な栄養素を効率的に吸収し、筋肉の回復を促進するのに最適な時間帯です。
 
この時間帯には、体内のグリコーゲン(筋肉内のエネルギー源)が枯渇しており、炭水化物を摂取することで迅速に補充することができます。

炭水化物と同時にタンパク質も摂取することで筋肉タンパク質合成を促進し、効率よく筋肉量や筋力の増加につなげることができます。
 
筋トレ後に適切な栄養管理が行われることで、筋肉が分解されている状態を最小限に抑えることができます。
 
このため、筋トレ後30分~2時間以内に食事を摂ることが、効果的な筋肉トレーニングのために非常に重要です。

4.筋トレ後は食事量を増やすべき?減らすべき?

筋トレ後の食事量は、個人の体格や目的によって異なります。
 
一般的には、筋トレ後は食事量を増やすことが推奨されますが、目的によっては減らすことを勧める場合もあります。
 
以下に、筋トレ後の食事量を減らす場合と増やす場合のメリットとデメリットを説明しますので、ご自身の目的に合った食事量を決める参考にしてみてください。
 

・筋トレ後の食事量を減らす場合のメリットとデメリット

メリット

減量効果が期待できる
 
筋肉の修復や成長に必要な栄養素を補給しつつ、余分なカロリー摂取を抑えることができれば、減量効果が期待できます。単純に体重を落とすために筋トレをやっている人は、筋トレ後は必要な栄養を意識しながら、食事量を減らすと良いでしょう。

デメリット

栄養バランスが崩れやすくなる
 
筋トレ後に食事量を減らすと、筋肉の修復や成長に必要な栄養素を不足させる可能性があります。筋トレ後の飢餓状態に陥ることで筋肉の分解が進んでしまい、疲労回復が遅れたり、次のトレーニングでパフォーマンスが低下する可能性があります。カロリーを抑えることも大事ですが、タンパク質や炭水化物を制限しすぎないように適量を知って食べるようにしてください。
 

・筋トレ後の食事量を増やす場合のメリットとデメリット

メリット

筋肉の修復や成長に必要な栄養素をしっかり補給できる
 
筋トレ後の消費カロリーに対して適切なエネルギー補給ができ、疲労回復が早め、筋力や筋肉量の増加につながります。筋肉量を増やすために筋トレをやっている方は、普段より食事量を増やした方が良いでしょう。
 

デメリット

食べ過ぎによって、体脂肪が増える
 
筋トレ後でも必要量以上に炭水化物やタンパク質を摂ってしまうと、筋肉だけでなく体脂肪も増えてしまいます。筋肉だけを増やしたいと言う方は、カロリー計算をして、摂取カロリーが増えすぎないように注意が必要です。

5.筋トレ後におすすめの食事メニュー

以下に、筋トレ後のおすすめ食事メニューを3つ紹介します。これらのメニューは、筋肉の修復や成長に必要な栄養素をバランスよく含んでおり、美味しく食べられるものばかりです。
 

⑴鶏むね肉のグリル


タンパク質が豊富な鶏むね肉を、グリルで焼いて食べるメニューです。
 
調味料はミネラルたっぷりの天然塩がお勧めです。筋トレ後は必ずと白米やパンなどの炭水化物と一緒に食べるようにしてください。
 

⑵サーモンのパスタ


サーモンに含まれるオメガ3脂肪酸は、筋肉の回復に役立ちます。
 
トマトソースで煮込んだパスタに、サーモンや野菜を加えて作るレシピがお勧めです。
 

⑶ツナとアボカドのサラダ


ツナ缶とアボカドを合わせた、タンパク質と健康的な脂質が豊富なサラダです。
 
野菜と一緒に食べると、栄養バランスが良くなります。
 
筋トレ後は必ずと白米やパンなどの炭水化物と一緒に食べるようにしてください。


 

6.筋トレ後にすぐに食事ができない場合の便利な栄養補給方法

筋トレ後30分~2時間後に食事ができない場合でも、適切な栄養補給を行うことが重要です。
 
以下は、筋トレ後30分~2時間後にに食事ができない場合におすすめの栄養補給方法です。
 

⑴プロテインドリンク


プロテインパウダーを水や牛乳と混ぜて飲むと、気軽にタンパク質を栄養補給をすることができます。消化吸収が早く、筋肉に必要なアミノ酸を素早く摂取できます。
 

⑵アミノ酸サプリメント


BCAAやグルタミンなどのアミノ酸サプリメントを摂取することで、筋肉を修復するために必要な栄養素を補給することができます。
 

⑶スポーツドリンク


筋トレ中に失われる水分やミネラルを補給することができます。アミノ酸と糖質入りのものを選ぶと運動後の栄養補給には最適です。
 

⑷プロテインバー


プロテインバーやナッツバーなどのタンパク質バーを摂取することで、筋肉の修復や成長に必要なタンパク質を補給することができます。
 
以上が、筋トレ後すぐに食事ができない場合におすすめの栄養補給方法です。ただし、これらは食事の代替にはならないため、食事ができるまでの仮の手段として利用することが望ましいです。


 

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