脳を理解するための基礎知識
HOME > 注目の成分アラキドン酸、サプリについての研究報告 >

脳のストレスとは - 脳を理解するための基礎知識

基礎知識4 脳のストレスとは

良いストレス。脳の個性

「ストレス」と聞くと、ネガティブなイメージが先行し、「貯めないようにしよう」「早く解消しよう」と思いがちだ。しかし適度なストレスは、自分自身の向上や目標達成の原動力にもなる。

目標を設定すると、それが達成できない間は、脳にストレスがかかってしまう。一方、動物実験により、課題を50%の確率で達成できるまでの間、「うれしい」「楽しい」といった感情や「やる気」を生み出す原因物質といわれるドーパミンが脳内に分泌されることも分かっている。

つまり、成功率50%の目標や課題の設定が、脳にとって「良いストレス」となる。逆に高望みした目標設定は、やる気をそがれてしまうので、最終目標に至るまでの間に、マイルストーン(道標)を設定し、その小さな目標からクリアしていくとよい。
とはいえ、長期間脳に強いストレスがかかると、脳の細胞、特に記憶に関与する海馬の神経細胞が、破壊されることも知られている。そのため、ストレスを感じている期間、つまり時間の長さもコントロールする必要がある。

実は脳には個性がある。例えば、遺伝的にストレスに強い脳の人と、弱い脳の人がいる。体質的にセロトニンの分泌が多い人は、心が安定しやすく、ストレスに強いタイプと言える。だが、ストレスへの耐性は、脳の優劣とは関係がないので、自分ストレス耐性に合った目標を立てることを心がけることが大切である。