脳を理解するための基礎知識
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脳の健康とは - 脳を理解するための基礎知識

基礎知識3 脳の健康とは

アラキドン酸の摂取と3つの「R」がポイント

誰でも、毎日気分良く過ごしたい。だが、落ち込んだり、何もやる気が起きない時もある。特に加齢により、脳の衰えが影響して、その傾向が強くなるとも言われている。加齢の影響を軽減することは、脳の健康維持にもつながる。

杏林大学医学部精神神経科・古賀良彦教授によると、60歳~70歳までの健康な高齢者20名(全員男性)に、1カ月にわたりアラキドン酸(ARA:肉などに含まれる不飽和脂肪酸)を1日240mg摂取させたところ、「うつ状態自己評価」のスコアが改善し、「元気が出てきた」「やる気がわいてきた」といった実感を得られるようになった。「高齢者の脳に不足しがちなアラキドン酸が補給されたことで、脳が機能アップし、その結果として抑うつ症状も軽くなったのではないか」と、古賀教授。

同時に、脳の健康を保つためには、外的要因も取り払わなければならない。自分のストレス状態を常に把握し、ストレスをコントロールし、ストレスから脱却するための行動をとる「ストレス対処」も重要だ。ストレスの解消法として、「レスト(Rest:休養)・リラクゼーション(Relaxation:息抜き)・レクリエーション(Recreation:趣味)」の「3つのR」がよく知られている。

古賀教授は、その効果が実証されたストレス解消法として、アロマセラピーなどの香り、ぬり絵、そしてARAなどのサプリメントの服用を挙げている。
ただし、「サプリメントは薬ではないので、効果は穏やか。まずは1カ月を目安に続けてみること。基本的には副作用の心配はないが、体調や精神面でふだんと違った変化がないかどうか、よく観察してほしい」と、古賀教授はその服用に注意を促している。